不動産投資リスク第二弾は「オーバーローン」です。
突然ですが、
- 不動産投資をすると、300万円戻ってきて、さらに資産形成できますよ。
- 今の車の借金をキレイに返済した上で毎月収入が増えますよ。
このようなことを言われたら、どう感じますか？
すごくいい話ですよね。
でも、この手の話には絶対に乗ってはいけません。
上手い話には必ず裏があり、そもそも真っ当に不動産投資をしようとしてお金が
戻ってくるなんてあり得ません。
今回はそんなオーバーローンを使った悪い手口について解説します。
この記事の目次
そもそも不動産投資のオーバーローンとは？
先ほどから出てくるオーバーローンとは、どういった物かご存じでしょうか？
オーバーローンとは、「本来必要な金額以上に、お金を借りること」を指します。
例えば、
物件価格が5000万円に対し、
ローンを 5500万円借りる
つまり500万円余分に借りる。これがオーバーローンです。
本来、そもそも上記のようなローンは通りません。
銀行がお金を貸すのは正当な理由があってこそ。
上記のような理由なき金額はローンを打診した段階で却下されるので、そもそもオーバーローンなど組めないのです。
オーバーローンをすれば手元にお金が残る？
先ほどの例ですと。5000万円で物件を買い、借りたローンのうち500万円が残ります。
もし仮に、この物件の利回りが良く、5500万円のローンを組んでも収支がプラスになるのであれば
手元に500万円が残り、さらに不動産収益が入ってくることになります。
そうすると、例えば今組んでいる車のローンなども一括返済できるので
毎月の出費が減り、キャッシュフローが安定することになります。
しかし、前述の通り、本来必要ではないお金を銀行は貸してはくれません。
ではどうするのか？・・・・・
オーバーローンの仕組み<不動産投資>
具体的には、本来5000万円の物件をオーバーローンを使って実際価格より高く販売することをいいます。
そして、買い手には「オーバーローンが通った際には・・」と買い手側にもお手頃な価格で販売することも・・。
もし仮に、この事実が永久にバレることがなければ影響はないかもしれません。
しかし、もし本当のことが分かったときには、自分自身の将来に影響が出てしまうこともあるかもしれません。
オーバーローンは信義則違反
もし、このようなオーバーローンを組んだことが銀行に知られれば、
信義則違反として、
融資金額の一括返済
を求められます。
さらに信頼は地に落ちる
信頼関係を裏切る行為をしたのですから、
今後銀行から融資を受けることが大変難しくなります。
本当に資金が必要な時に、このような行為をしてしまったがために
銀行から融資を受けられない。
ということになってしまうことが最大のリスクです。
本当に良い物件に出会った時、事業を拡大したいとき
融資を受けられないことは誰の責任にもできません。自分自身の責任となるのです。
オーバーローンを使った上手い話はリスクしかない
以上がオーバーローンのリスクです。
不動産会社からこのような提案があった時は、
絶対に受けてはいけません。
実はオーバーローンの怖さを教えてくれたのは、最初に購入することになった不動産会社のシノケンでした。
シノケンを選んだ理由は別記事にてまとめていますが、不動産投資を取り巻くさまざまな問題についても詳しく教えてくださるのはとても有り難いです。
本当に信頼できる会社で不動産投資を行うことがとても大事です。
その一方、不動産投資を始めたいと思う投資家を狙ったうまい話は後を絶ちません。。
オーバーローンを勧めてくるような会社との付き合いは絶対やめましょう。
自分の信用を下げ、ただただ不利になってしまうので・・・
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