この本は意識の変革に一役買うと思います。
私はジャケ買いだったのですが。
この記事の目次
インパクト大のビジュアルを上回る納得感
このビジュアル、インパクト大ですよね。
私が買ってきた翌日に旦那は会社へ持って行っていました。
「次、貸してほしいです」と同僚に言われたみたいです。
自分の上司が見てたら、気になりますよね。中身。
「あなたの職場は、なぜ問題ばかり起きるのか?」
・・・・これは永遠の謎だと思っていました。
しかし、この本を読むことで少しすっきりしました。
特定の誰かではなく、問題を引き起こす原因について知ることができたからかもしれません。
こんな方にオススメ
- 組織の中で、問題が起こり続けて嫌になっている人
- 問題解決や行動に、個人や集団が消極的になる理由が知りたい人
- 新しいこと、違うことをしたほうがよいとは思っても、行動に移せない人
- リーダーシップとマネジメントの違いを知りたい人
- 「5つ褒めて1つ叱れ」など、対人関係について考えたい人
この本がオススメの方は上記のようです。
今は、問題が起きているのを見ている側かもしれませんが、
いつ起こす側になってもおかしくありません。
知っておいて損はないでしょう。
あなたの職場は、なぜ問題ばかり起きるのか?
社会活動において、問題は大小様々ですが、どうしても起きます。
問題のない職場など、私は出会ったことがありません。
本書では職場で起きうる問題を
①事例
②なぜ起こるのか?
③どうすべきかをセットで紹介しています。
全体の構成としては、問題解決の手順についてまとめており、
1.職場での問題に気づく
2.問題を特定して、解決策に結びつける
3.解決行動を定着・進化・発展・継続する
4.自分の考えを相手に100%伝えて、受け入れてもらう
特に1,2が話の中心となっています。
気を抜けばいつでも問題を起こす側になる
本書の事例はほどんど経験済みです。
それは問題を起こす側と受ける側どちらもあります。
例えば、
- 「やるべきこと」「やれること」「やりたいこと」の順を守れない
- 能力不足なのに仕事を選り好みする
- 出来る能力も意欲もない人が「自分なりに考えてみます」と逃げる
全体的に耳を塞ぎたくなる内容ですよね・・・
私は新人時代、上記3つをやったことがあります。
そして同じように問題が起こる場面を見たこともあります。
これらに共通するのは「相手に尋ねる」というコミュニケーション不足が招く怠慢が問題です。
やるべきこと、やれることの優先順位を把握できていないことも、
能力不足なのに、簡単な仕事に手を抜いてしまうのも、自分なりにやってしまうことも・・。
自分は「判断できる」という過信や怠慢、そしてプライドが高い故に起きることでもあります。
知らないことはできないし、判断の選択肢にも入りません
でも、私には幸いなことに、良い上司がいました。
「分からないことを分からないままにするのが一番良くないんだよ」と声をかけてもらいました。
「自分で判断できない」ということを認めて、
「支援」という選択肢を持っていいことに気づきました。
本書で「知らないことはできないし、判断の選択肢にも入りません」という一節があります。
まさに、この本は「問題」に対しての判断基準を知る上でとても役に立つ内容だと思います。
問題の程度を本当に把握できているか?
本書を読んで「バタフライエフェクト」を思い出しました。
バタフライエフェクトとは「ほんの些細な事が、徐々にとんでもない大きな現象の引き金に繋がるかという考え」です。
本書で取り上げられる問題はどれも日常的に職場の中で蔓延しているものばかりです。
一つ一つは「あの人の態度はどうなんだ?」という程度の軽いものが多いように感じます。
いや、軽く考えられがちなものばかりというのが正しいでしょうか。
このような個人の言動や対応不足を「本人の意欲の問題」と捉えてしまうのではなく、
この些細な事がいずれ大きな問題を引き起こしていくということを自覚し、一つ一つ改善していくことが必要なのだと考えました。
あなたの職場は、なぜ問題ばかり起きるのか?まとめ
本書は耳を塞ぎたくなる内容が多く、心が折れそうになります。
どうすべきか?という解説も「●●してください」「●●です」と断定的な言い回しで辛く感じる部分もありました。
でも最後まで読み終わって感じたのは「著者が多くの経験で見えてきた危機感」によるものかもしれないということです。
「不快」程度に感じているあらゆる問題は、私たちが考える以上に事態は深刻なのかもしれません。
意識の変革と指針にこの本はおすすめです。
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