エンディングノート もしもの時に役立つノートを書いてみた

エンディングノート。
それは、老後の話だと思っていませんか?

もし、明日入院したら、家族は毎月の振込先など把握されているでしょうか?

親戚への連絡や急な法事などあなたしか知らない家族に関わる大事なこと
一度、整理してみませんか?

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エンディングノートを実践しているのは6.9%

ライフメディアのリサーチバンクによると、
2015年2月にて60歳以上の全国男女2000人に「終活・エンディングノート」について調査したところ、
「エンディングノート」という言葉を知っている人は49%。
「終活」が必要だと感じている人も46.7%と約半数を占めています
ただ、「エンディングノート」を書いているという方は全体の6.9%と1割にも満たない結果となっています。

実際にエンディングノートを必要と感じている世代でも1割に満たないのは、
いつかやればいい」という気持ちが少なからずあるのかもしれません。

エンディングノートのメリットまとめ

まずは「エンディングノートの1ページ目を開いてみよう!」と思えるようなメリットをご紹介していきます。

メリット1:家族の万が一に焦らず対応できる

エンディングノートは「終活」という言葉とともに、一時期話題になりましたよね。
しかし、葬儀やお墓、相続など自分が亡くなったときに伝えたいことを書くというイメージが強いためか、
20~30代などは「まだ書く必要のないもの」という認識ではないでしょうか?

しかし、いつ何が起こるかは誰にも分かりません。
家族が大切であればこそ、いくつであろうと書くべきものだと思います。

私事ですが、私は小学生の頃に、父を交通事故で亡くしました。
本当に突然のことでした。
母は葬儀の準備や会社への対応、保険の有無など、本人以外分からないことも多く、
とても困惑していたのを隣で見ていて、「疲れているのに大変だな」と幼いながらに感じた記憶があります。

また、祖母が亡くなったときは、通帳が見つからなかったり、
そもそも日頃どの口座を使用しているのかも分からないので、
振込、口座振替などがどうなっているのか?親戚一同、頭を抱えていました。

祖母は「一人でなんでもできる」タイプのしっかり者だったので、
誰も資産について把握していませんでした

私は実体験の中で、自分が亡くなったときは
少しでも家族の負担を軽く出来たらいいなと感じていました。

メリット2:急な入院でも大丈夫!資産管理は家族で共有

エンディングノートは資産管理という意味合いでもとても役に立ちます。

私の家族では合計6冊の銀行口座がありますが、すべて稼働しています。
給与振り込みが主になっているもの
貯蓄のための口座、引き落としのための口座など用途はバラバラです。

概要は旦那も把握しているかもしれませんが、
毎月の振込が必要な口座もあるので、
もし私が入院したら、一から説明しなければなりません。

そんな時にこのエンディングノートがあれば、
口座一覧、引き落とし一覧を確認してもらえれば旦那にも一目瞭然です。

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メリット3:家系図を知るいい機会

エンディングノートの中には「家系図」を書くことがあります。
目的としては、相続などで必要になってくるものですが、
私にとっては家系図を知るいい機会になりました。

私には姪っ子がいるのですが、名前の漢字が難しく・・
もちろん名前はちゃんと覚えてますが、書ける自信はありません。(ごめんね
でもこの悩みってこれから結構増えてくるのでないか?と思いました。

まだ小さいですが、小学校入学などお祝い事の度に探したり、
実家の母へ姪っ子の漢字を確認するのも面倒ですし、
親戚の方のフルネームが書けなかったりしたら大事です・・。

いつかまとめなきゃなーと思っていたところに家系図!
旦那側の親族は瞬時に埋まったのですが、
母の兄弟などフルネーム知らないな・・と改めて気づくことができました。(おい

メリット4:親戚の連絡先はまとめて管理

頭の中ではどこに保管しているか把握しているけれど、
親戚の連絡先はバラバラに保管されがちな情報だと思います。

アドレス帳などにきっちりまとめているというのであれば問題ないですが、
届いたハガキを保管していたり、配送依頼したメールの住所履歴を確認したり。
送る相手先によって、保管方法も違うことで情報が錯綜していました。

部屋の中でバラバラになった連絡先たちが
エンディングノートで一つにまとまると、とてもすっきりします!

これで「今度、●●さんの誕生日だ!あれ・・住所は・・」という
謎の捜索に出ることもなくなります。

メリット5:葬儀や延命治療方針は伝えるべき重要な情報

エンディングノートの中でも書いておきたいという意見が多くあった
葬儀や医療方針については、しっかりと伝えておくべき内容だと思います。

これらに関して共通するのは「必要になったときに本人へ意思確認できない」ということです。
だからこそ、先に書き留めておくことが大切です。
これも家族を不安や対応への迷いから救い出すことができる方法です。

「本当はどうしたかったのだろう?」というのは
残された人間にとっての大きな悩みになりかねません。

実際の葬儀方針などは残された家族で予算も踏まえながら、考えて問題ないと思いますが、
本人の意思はこうだったんだと知りながら行うのと、知らないで行うのでは全く違うものになるでしょう。

メリット6:ネガティブじゃなく、ポジティブになれる

私がエンディングノートを書く以前のイメージは
「なんか自分の死期を考えるなんて、悲しくなりそうだな」というネガティブなものでしたが、
コクヨのエンディングノートには実際の書き込み欄前に漫画が数ページあり、
「毎日の備忘録としても役立つものなんだ!」と知ることができたので、割と気楽な気持ちで書き進めていきました。

まとめていくうちに、口座ってこんなにあったんだなと感じたり、
現在の資産じゃ子供に残せるものってまだまだ少ないななど、
日常を振り返ることができ、ゆっくり家族のことを考える機会をくれました。

エンディングノートは家族への想いを形にできるポジティブなものという事を肌で感じました。

エンディングノート書いてみたまとめ

エンディングノートは一度書いてしまうと少しすっきりした気持ちになります。
遺言書と同じで何度でも書き直すことができますので、
今は具体的に決まっていない項目(お墓など)も少しずつ埋めていければと思います。

「まずはエンディングノートの1ページを開いてみようかな」という方が
1人でも現れてもらえたらとても嬉しいです。

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NAOKO
最後まで読んでいただきありがとうございます。資産運用/不動産投資/株式投資/起業や法人運営をテーマにブログを書いております。

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ABOUTこの記事をかいた人

naoko

・合同会社BLEND 代表
・Webコンサルタント
・日本FP協会 AFP(Affiliated Financial Planner)
・キャリアコンサルタント
・投資家(株式、不動産)
福岡在住の32歳。
リクルートでの営業、やずやでの通販業務、(株)ペンシルでのコンサルティングを経験後、出産を機に退職。
子育てをしながら起業。
合同会社を設立し、IT関連の仕事をしつつ、株や不動産に投資し、資産運用に取り組み中。
現在の不労所得は月10万円