この記事の目次
子供向けと侮るなかれ!大人も学べる心の教科書
この本は子供向けではあるものの、大人も学べるこころの教科書として人気の一冊です。
子供向けなので中身の字も大きく、イラスト満載なので「本読むのは苦手・・」という方にもおすすめです。
心にまつわる不思議を身近な面で書いている「こころのふしぎ なぜ?どうして?」
本質的なもう少し踏み込んだ内容の「続・こころのふしぎ なぜ?どうして?」
2冊セットで購入して、一気に読んでしまいました。
疑似体験?感情の先には必ず行動がある
どちらの本にも共通する面白さは「感情の先には何が待ち受けているのか」をシミュレーションしてストーリー展開してくれることです。
疑似体験とでもいいましょうか。各感情もキャラクター化されているので取っつきやすさもあります。
大人でもいろんな事に悩んで迷いながら、決断していきます。
まだ日の浅い子供であればより悩みながら答えを見つけて何かしらの方向に進んでいかなければいけません。
そのヒントになりえるように「諦めた先と諦めなかった先にはどんな未来があるのか?」などをイラストで表現しているのでとてもわかりやすいです。
「そうか、この気持ちの先にはこんな未来が待ってるんだ。どっちの未来がいいかな?」
と一度落ち着いて自分の居場所を確認することができれば、少し冷静になれるかもしれません。
「正義の味方」はどこにいるのか?
これは「こころのふしぎ なぜ?どうして?」に出てくる一説ですが、
「正義の味方のヒーローは視点を変えれば、悪の組織だ」という発想が斬新だなと感じました。
確かに、戦争の多くはみんな自分を正義だと信じて戦っています。
アニメのようなわかりきった「正義の味方」などいないと言い切ってしまうところが
子供向けながら大人を納得させてしまうこの本の魅力だと思います。
人助けには助け方を勉強する必要がある
楽しさには「自分だけ」が楽しいことと、「誰かを楽しまることを頑張っている」から楽しいという2種類があるといいます。
その中で、誰かを楽しませることを頑張りたいと思うと自然と「人の役に立ちたい」という感情が芽生えます。
この本のすごさは「人助けは自分が成長しなければできない」ことを書いていることです。
ご飯がお腹いっぱい食べれない状況下の人たちを助けたくても、ご飯をあげていては自分が飢え死にしてしまいます。
作物の育て方を教えない限り、彼らは一生「自立」できません。
自信を取り戻せば、自立できる
そのときにとある女性のことを思い出しました。
カンボジアで“幻の陶器”と呼ばれる『クメール焼』を復興しようとする山崎幸恵さんという方がいらっしゃいます。
日本財団の協力のもと、「カンボジア伝統陶器復興プロジェクト」を2009年10月に開始し、
その方も「この国の人々が自信を取り戻して、外国の援助に頼らず自立していくことが目標」と語っていました。
ビジネスプランを確立していくことで、自分がそこにいなくても継続できる仕組みを作ろうと努力されています。
実践している大人がいるからこそ、この本で書かれていることの難しさや尊さを感じさせてくれます。
自信を持つためのヒントが盛りだくさん
いじめとはなぜ起きてしまうのか?永遠のテーマにもこの本は切り込んでいきます。
ただ、いじめが良い悪いというお話ではなく、
「いじめをする人は心が弱いということを覚えておいてください」と書かれています。
自信がないから他人を攻撃する
そしてまた一人の教師が同じように感じていると思いました。
菊池 省三 先生という「学級崩壊立て直し人!」という方があるTVで特集されていて、
その方は「いじめをするのは自分に自信がないから。自信を取り戻せば学級崩壊はなくなる」と語っていました。
「どうせ出来ないから自分は」と、人の目を気にして攻撃的になってしまうそうです。
頑張っていたことを諦めたいとき、面倒なことをやりたくないとき、、大人でもあります。
そんな時に自信を持つためのヒントがこの本には沢山詰まっています。
まとめ
子供にとっての毎日は新鮮なことが沢山あると思います。
大人になると一年を早く感じていきますが、子供が生まれてから私も新しいことの連続に変わりました。
昨日より、今日。今日より、明日。娘はどんどん成長していきます。
そんな娘がこの本を読む頃までに、また新たな視点で物事を捉えられるようになっていたいと思わせてくれる本でした。
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