【投資信託】初心者を阻む投資信託3つの壁

投資の中でも、比較的初心者でも始めやすい「投資信託」
NISAや確定拠出年金(iDeco)の登場で、敷居が低くなりましたが、いまだ投資経験0の方も多いのが現状です。

では、初心者でも始めやすいはずの投資信託ですが、なぜ多くの方はいまだ始めないのか?
そこに初心者を阻む3つの壁が見えてきました。

投資信託を阻む壁1:投資への恐怖心

日本人は「お金=貯蓄」が当たり前です。
「投資したら損をするリスクがある。銀行に預けるのが一番」という方が多いのも事実です。

定期預金は現在「0.014%〜0.032%」の金利がつきます。
(※2017年4月26日:日本銀行金融機構局(預金種類別店頭表示金利の平均年利率等について))
期間と金額によって変動しますが、0.0●%の世界です。

1990年頃の預貯金の金利:利回り8~9%を超えた時代とは雲泥の差です。

投資信託の標準型運用で利回り4〜5%を目指すので、
20,30年と積み重なった時、大きな差を生み出します。

「投資は怖い」という固定概念に囚われて、預金のみを続けていると、
物価の上昇などで結果、預金に預けたままでは実は価値は目減りしているということも忘れてはなりません。

例えば、100万円で買えた車が10年後120万円の価値になったとします。
預けていただけでは当時100万円だった車は+20万円出さなきゃ買えないのです。

投資はタイミングともいいますが、長期的に見ると緩やかにプラスに転じる傾向があります。


(引用:SBI証券 日経平均、NYダウの推移(2007/12末-2015/6末))

リスクもしっかりと把握した上で資産運用を始めることはこれからの将来にとって有意義な時間になります。
老後にもらえる年金は確実に減額されて、確定拠出年金で資産運用を促す昨今。
「自分にはよく分からない」と放置してよい問題なのでしょうか?

我々は親世代とは違う方法で「将来のお金を用意する術」が必要という現実を受け止める必要があります。

投資信託を阻む壁2:勉強する時間がない

投資することは将来に向けて有意義であると分かっても、
投資の知識がないから「勉強したいけど、時間がない」と考える方も多いですよね。

そのうちの一人が私自身でした。

投資信託が初心者に始めやすいと言われる所以は2つあります。

1.投資のプロに運用を委託できる
 個々から集めたお金で投資のプロが運用してくれるのが、投資信託の大きな魅力の一つです。
 信託=[信じて託す]と書くとおり、プロにお任せするのです。
 自分で運用する株式投資に比べて、ハードルが低いと言えます。

2.少額から始められること
 沢山の投資家から集めたお金を運用するため、何十万円からの株式投資と比べて、
 1口1万円、500円の積立投資など少額から始めることができます。
 もちろん銘柄によって最低費用は異なりますが、手軽に始められる魅力があります。

つまり、株式投資や不動産投資よりは時間的拘束も短く、
個々の知識やその場その場の判断による大きな損失は生まれづらい環境にあるということです。

投資信託を阻む壁3:選び方が分からない

とはいえ、とりあえずランキング上位の投資信託を見繕って始めたらよいのか?
それは間違いです。

なぜなら、個々の目標は違うからです。

「投資信託」という手段は一緒です。
でも目指す目標は別々。

・短期投資でハイリスクでも稼ぎたい
・積立投資で老後のお金を作りたい
・堅実にまずは1万円だけでも始めてみたい

違う思惑を持った人間がごった煮されたランキングを鵜呑みにして、
全く違う運用方針の投資信託に手を出してしまっては本末転倒です。

投資信託の魅力は「選択肢の多さ」ですが、それは初心者にとって大きな壁でもあります。

ローリスクの先進国債券からハイリスクな株式まで投資信託にはさまざまな商品があります。

主な投資商品
・国内株式投資型
・海外株式投資型
・国内債券投資型
・海外債券投資型
・バランス型(債券・株・不動産などを組み合わせる)
・テーマ型(新興国・環境・医療などを組み合わせる)

これらを上手く組み合わせることで、
リスクとリターンを見極めて自分に合う投資を始めることができるのですが、
選び方が分からないですよね。

そんな時におすすめなのが、ロボアドバイザーです。

引用:wealthnavi(ウェルスナビ)

上記グラフは実際にロボアドバイザーを行ったシミュレーション結果ですが、
積立投資にとって、時間は投資の大きな味方となってくれることが分かります。

堅実な運用、積極的な運用、それぞれの投資スタイルに合う銘柄を選択する
ことで、
大きなリターンを得ることも可能ですし、しっかりと堅実に積み重ねることもできます。

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【投資信託】初心者を阻む投資信託3つの壁まとめ

さて、ここまで初心者を阻む投資信託3つの壁について、まとめてきました。
誰でも最初は怖いものです。初めて、パイロットの株式投資の注文出したときは手が震えました。
でも、運用をしてみなければ分からなかったことも沢山あります。

なにか新しいことを始めるなんて大人になると中々ないものです。
知識を持って、リスクを知って、いまだにドキドキワクワクできることを嬉しく思っています。

将来のためにと始まった投資生活。
右も左も分からなかった時から
気づけばFP(ファイナンシャルプランナー)取得。人生いろいろですね。

次回は実際に投資信託を始めて行く過程をレポートしたいと思います。

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NAOKO
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ABOUTこの記事をかいた人

naoko

・合同会社BLEND 代表
・Webコンサルタント
・日本FP協会 AFP(Affiliated Financial Planner)
・キャリアコンサルタント
・投資家(株式、不動産)
福岡在住の32歳。
リクルートでの営業、やずやでの通販業務、(株)ペンシルでのコンサルティングを経験後、出産を機に退職。
子育てをしながら起業。
合同会社を設立し、IT関連の仕事をしつつ、株や不動産に投資し、資産運用に取り組み中。
現在の不労所得は月10万円