ディレクション仕事術【第三回】:対話を活かす力

今まで出会った方の中で「この人は仕事ができる」と感じた人には共通点があります。
備忘録として始めたディレクション仕事術、第三回目のテーマは「対話を活かす力」です。

学びはどこにあるのか

仕事をする上で知識を身につけるための勉強は欠かせません。
特に、仕事の出来る人は探究心が強い印象です。

しかし、当の本人は勉強しているという意識があまりないのかもしれません。

仕事のできる人は自分よりもできる人を知っています。
それは会ったことのない人でもいいのです。もちろん本でも。

どちらが先でもよいのですが、
「自分のために勉強することで、誰かと対話する際に、基礎的な部分以上の学びがある」
「自分よりもできる人と対話するために、基礎を固めていく」

学びから出てきた新たな知らないこと・活かせそうな事にアンテナを張り、
今度はその部分を補完しようとさらに違う地点にもアンテナを張り巡らせています。

アンテナを張る意味

ではアンテナを張る意味はどこにあるのでしょうか?

上司・同僚・部下・クライアントなど仕事上で関わる全ての人に対して、
「今伝えようとしているのは●●の話かな?」など会話の中での変換項目が増えていくのです。

変換機能が上手いと会話の理解度は格段にアップしていきます。

会話の理解度が進むことになんの意味があるのか。
「相手のして欲しいこと・本来の意味・今後の解決策」がなんとなく透けてみえてくるのです。

仕事は取捨選択の連続です。
判断能力の早さは知識・体験の量に比例するともいえます。

そして、判断能力を鈍らせる大きな原因でもある対人関係において、
出来る人達は周りから嫌われたり、自分の評価がどうあるかはあまり考えていません。

大概、目の前の成果を上げることを最重要事項として、時に厳しい言い方をすることもあります。
でも体験してきたこと、学んできたことのベースから説得力と遂行力があるので、気づくと仕事は回っているのです。

対話を活かす力

対話は相手とのなれ合いではありません。
知識を増やすための重要なヒントが隠されています。

例えば、自分の部下に「報連相は細かくしてって、なんで何回言っても伝わらないんだろう」
と感じているとしましょう。

それは、あなたの伝え方に問題がある可能性が高い案件です。
相手は「なんで報連相なんて面倒なことしなきゃいけないんだ。」と感じているかもしれません。
もしくは「どのタイミングで報連相していいのかな・・」と困っている可能性もあります。

そのくらい、自分で考えて行動してくれなきゃ困るよ!と切り捨てる前に。

まず、目的は伝えましたか?

相手は逐一報連相をしないとあなたの評価が下がるからだと思っているかもしれません。

でも本当に困るのは、報連相がない故に、周りから手を差し伸べるタイミングを逃す本人であり、
成果を上げて欲しいと願うクライアントが傷ついていることに気付けていない可能性が高いです。

「あなたと私は違うんだ」と切り捨てる前に、
「どうやったらうまく行くのか?相手はどうしたいのか?」

対話は常に敬意を払い、相手を卓の中心に置くことが大切です。
それが、あなたの成長に最も必要なことを教えてくれることもあるのです。

できる人は「相手を常に考える」ことで「自分をより成長させるチャンス」を多く手にしているのです。
そして、より早いスピードでまた成長を遂げていく勝利のループを回し始めるのです。

ここで誤解のないようにしたいのは、相手に本当に興味があるかは別です。
興味がない人の意見・相談であっても、何を伝えようとしているのか考えることが重要なのです。

対話を活かす力まとめ

今回は対話を活かす力について、まとめてみました。

対話を大事にするから、新しい知識を得る、新しいヒントを貰う、成長する。
自分のフィルターだけの世界よりも、相手の思いに耳を傾けるだけでも大きな発見があります。

そういう小さな発見を見逃さず、仕事に転換していけるのができる人の特徴だと常々感じています。
余裕がないと自分のことで精一杯になりがちですが、あなたの悩みを解決するのは割と意外な人との対話にあるのかもしれません。

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NAOKO
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ABOUTこの記事をかいた人

naoko

・合同会社BLEND 代表
・Webコンサルタント
・日本FP協会 AFP(Affiliated Financial Planner)
・キャリアコンサルタント
・投資家(株式、不動産)
福岡在住の32歳。
リクルートでの営業、やずやでの通販業務、(株)ペンシルでのコンサルティングを経験後、出産を機に退職。
子育てをしながら起業。
合同会社を設立し、IT関連の仕事をしつつ、株や不動産に投資し、資産運用に取り組み中。
現在の不労所得は月10万円