創業支援の融資相談へ行ってきました

創業支援セミナーから相談会へ

前回の創業支援セミナーへ行ってきましたにて
創業支援セミナーでの無料相談会までたどり着けなかったので、
本日リベンジも兼ねて、日本政策金融公庫の【創業相談】福岡市が行っている【金融相談】の2カ所へ行ってきました。

まずは日本政策金融公庫へ

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あいにくの雨でしたが、旦那とyouさんを連れて午前9時から日本政策金融公庫へ行ってきました。
博多駅前4丁目でバスを降りて徒歩4分ほどで福岡支店に到着。(創業相談については要予約です。)

インターネット予約後の電話で担当者の方のお名前を聞いていたので、
2階の受付にて約束の旨を伝えて面談が始まりました。

担当は同い年くらいの男性の方で大まかの融資までの流れと
該当する融資内容2種類を教えていただきました。

1.新規開業資金

新たに事業を始めるため、または事業開始後に必要とする資金として融資してもらえるものです。
対象は創業したて、もしくは事業開始から概ね7年以内で次に該当する方のみとなります。

  1. 現在お勤めの企業と同じ業種の事業を始める方で、次のいずれかに該当する方
    (1)現在お勤めの企業に継続して6年以上お勤めの方
    (2)現在お勤めの企業と同じ業種に通算して6年以上お勤めの方
  2. 大学等で修得した技能等と密接に関連した職種に継続して2年以上お勤めの方で、その職種と密接に関連した業種の事業を始める方
  3. 技術やサービス等に工夫を加え多様なニーズに対応する事業を始める方
  4. 雇用の創出を伴う事業を始める方
  5. 1~4のいずれかを満たして事業を始めた方で事業開始後おおむね7年以内の方

融資限度額は7,200万円(うち運転資金4,800万円)で金利は特利A,B,Cに分かれていますが、
事業内容によって異なりますが、2%程度の基準利率のようです。

以前も少しお話ししましたが、旦那は1-(2)である通算して6年以上という要件を満たしていますが、
私が代表のため、基本的には代表者の経歴を指すものですので新規開業資金の要件を満たすのは少し厳しいようでした。
補足として旦那の経歴も添付していればなお良いとのことでした。

2,女性、若者/シニア起業家支援資金

新規開業資金では少し厳しいかなと感じていたのですが、もう一つの創業支援金がありました。
それは、女性または30歳未満か55歳以上の方であって、 新たに事業を始める方や事業開始後おおむね7年以内の方を対象にする
女性、若者/シニア起業家支援資金というものです。
こちらは通年実績なども問われず、しかも金利が新規開業支援金よりも低いのです。
融資限度額は7,200万円(うち運転資金4,800万円)で、旦那も私も30歳未満なので要件としては合格です。

無担保・無保証人も可能

融資限度額は3,000万円となりますが、無担保・無保証も可能とのこと。

申請から送金までの流れ

創業計画書のフォーマットはあり、内容を記載して、必要書類も揃えた上で提出し、
申込み面談(中7日)→融資可否の決定(中10日)→契約書記入(中3日)→送金
という申込みから約1ヶ月程度かかるとのこと。

相談して分かったこと

①ほぼ確定している収益の大半を占める事業について記載すること

私たちは通販事業、今までのインターネットコンサルティング、WEB制作業務などさまざまな形態を行いたいと思っていても、
実際に利益を見込める予測の立てやすいものはインターネットコンサルティング、WEB制作業務が主になります。
初めて行う通販事業などは「できたらいいなー」という曖昧なもので、利益確定も難しいため、今回の創業計画書からは省くことにしました。

②創業後の売上げ実績があればなお良い

現在の事業としてはWEBショップの立ち上げのお手伝いをしているので、数万円の売上げがある状況です。
売上げが既にある場合は、できるだけ早めに創業計画書を提出した方が
実績があるという安心感と継続して収益を上げていく目標も描きやすいので印象は良いのかなと感じました。

③収入源としては単発顧客より継続している顧客が良い

コンサルティングであれば月帯でもらえる可能性もありますが、WEB制作は単発収入になる可能性が高いので、
融資する側としては継続している顧客がいる方が審査は通りやすいとのことでした。

④融資は平均300〜500万円程度

私たちは自己資本は借り入れの10分の1は必要なので、漠然と1,000万円程度で考えていましたが、
大体の新規開業の法人は300万円〜500万円の融資なのだとか。
主な使い道は3ヶ月程度の雇用等の運転資金や設備投資だそうです。
基準も分かったところで私たちも500万円を目指してみることにしました。

45分程度で終了でした。

福岡市の金融相談へ

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こちらは先ほどの日本政策金融公庫から徒歩6分の商工会議所2階にて行われています。
平日9時〜17時まで以下の内容で相談に無料で応じていただけます。
経営相談は要予約ですが、金融相談は予約不要なので、そのまま向かいました。
●相談の種類
経営相談(要予約) 経営全般、税務、技術、情報化、簡易な法律相談等の一般的な経営に関する相談や創業相談
※火曜日は税理士の資格を持つ中小企業診断士、木曜日はWEBに精通した中小企業診断士が応対します。
金融相談(予約不要)  福岡市内の中小企業向け融資制度(創業資金含む)の案内や支援相談、申込み受付など

今回の担当の方は60歳ほどの男性でベテランの方のようで
会社の内容を伝えると右の冊子置き場やら机の引き出しやらいろんな場所から必要書類がじゃんじゃん出てきました。

スタートアップ資金

対象者は市内で新たに開業される方及び開業後 6 ヵ月以内の方で
融資限度額は1,000万円。金利は融資利率1.5%+保証利率0.475%=約2%です。(私は保証率のみの金利だと勘違いしてました;;
さきほどの日本政策金融公庫は要件が色々ありましたがこちらは至ってシンプルなもので、誰でも目指しやすい資金です。

必要書類を揃えるのも含めて、2ヶ月程度かかるイメージ感でした。

相談して分かったこと+α

①会社に関する資料はあればあるほど良い

フォーマットとして創業計画書はあるのですが、会社に関する資料はあればあるほど良いとのことでした。
HPや事業計画書など別でも用意しようと考えていたので、これは大事なものだなと感じました。

②市はあくまで斡旋。貸すのは金融機関

法人が市に申請し、市はお金を貸す訳ではなく、あくまで取扱金融機関への斡旋のみです。
実際に貸す側ではないので日本政策金融公庫のような細かい指摘は特になかったです。

今後の活動

これから内容も含めて検討し、事業計画書をまとめたり、必要であれば事務所経費などの見積を取ったりしながら
2月半ばまでには申請を目指して頑張りたいと思います。

※2017年10月3日更新※

実際に融資の実行を受けて、もう2年半になります。
ブログ内でも多くの反響をいただいた「スタートアップでの融資」について、
↓こちらの記事にステップごとにまとめています↓
起業資金として融資を受けるまでの7ステップまとめ

自分に合う融資の種類が知りたい!そもそも融資の情報ってどこにあるのか?
面接って何を話せばいいんだろう・・素人の私が感じた素朴な悩みを時系列にしてみました。
一つ一つのステップをクリアしていく私自身の過去が少しでもお役に立てれば幸いです。

融資の準備に関する記事ならこちらもどうぞ

創業支援セミナーに行ってきました

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NAOKO
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ABOUTこの記事をかいた人

naoko

・合同会社BLEND 代表
・Webコンサルタント
・日本FP協会 AFP(Affiliated Financial Planner)
・キャリアコンサルタント
・投資家(株式、不動産)
福岡在住の32歳。
リクルートでの営業、やずやでの通販業務、(株)ペンシルでのコンサルティングを経験後、出産を機に退職。
子育てをしながら起業。
合同会社を設立し、IT関連の仕事をしつつ、株や不動産に投資し、資産運用に取り組み中。
現在の不労所得は月10万円